ユキホオジロ(雪頬白):スズメ目ホオジロ科(全長約16~18cm、体重約30~40g、翼開長約25cm)、学名:Plectrophenax nivalis、英名:Snow Bunting
分布:ユーラシア大陸から北アメリカの北極圏、繁殖はグリーンランド、日本へは冬鳥として北海道に渡来しますが数はとても少ないです。本州は北部の日本海側で少数が稀に観察されることがあります。
毛色:全身が白っぽく、背は灰褐色で黒い縦班、翼の一部が茶褐色、頭部・頬・胸に斑があり、首下からお腹は白、クチバシは橙色。メスはオスに比べ全体的に褐色がかっています。
鳴き声(さえずり):ピッピッと短く小さな声、飛びながらキリリ・キリリ鳴きます。さすが北極圏育ち雪面を素早く移動します。
生態:海岸の砂丘や農耕地・荒地などに生息。非繁殖期は小さな群れを形成、渡りの時期には大群になることもあります。
名前由来:漢字名は雪頬白、雪のように白いホオジロから
主食:イネ科の植物の種子、 好物はハマニンニクの種子、ハマニンニクの上に乗って種子を食べています。
繁殖期:6~8月、枯れ草を組んで椀状の巣を作り3~5個前後の卵を産み、抱卵14日、その後14日ほどで巣立ちます。
立ち姿が超可愛いユキホオジロ、ほっぺの斑、胸に三日月型のような斑、おちょぼ口、つぶらな瞳、愛嬌満点です。
雪に立つユキホオジロ、北極圏より北海道へ~シマエナガも可愛いですがユキホオジロもとても可愛い小鳥です。
あとがき・・・大寒波の中、探鳥仲間よりお誘い!バスを降り歩いて約1時間半で現地入り。既に5名位のカメラマンが待機、皆さんと一緒に探して小さな鳴き声で一羽だけのユキホオジロの発見となりました。