シマエナガ(島柄長)、スズメ目エナガ科エナガ属、学名:Aegithalos caudatus trivirgatus、英名:Long-tailed Tit、エナガの亜種。分布:ユーラシア大陸の中緯度地方(ヒマラヤ山脈を除く)に分布。
シマエナガ鳴き声(さえずり)
チィチィチィ…チィチィチィ…小さくとさえずります。
シマエナガ鳴き声(地鳴き)
ジィジィジィ…ジィジィジィ…と地鳴きします。
日本中では、北海道に生息。体長14cm、体重8g(一円玉8枚)、翼開長16cm。尾羽が長く8cm、体は7cm。キクイタダキが10cm、体だけだと日本で一番小さくなります。
毛色:頭からお腹が白、背中から尾羽が黒、背中の一部が小豆色、雌雄同色。冬は保温のため羽を膨らませ真っ白でまんまる。雪だるまように見え雪の妖精とも呼ばれています。夏毛は短毛でお尻の周りに淡いピンクが入ります。
エナガの亜種:頭が真っ白なシマエナガ。北海道(札幌の大きな公園)にいます。 晩秋(紅葉時期)なると20羽位で行動し松林などでカラ類に混じって行動します。
生態:主に平地から山地の針葉樹、広葉樹林に生息。樹木の多い公園にも生息。寿命は2~4年。非繁殖期は集団(10羽~20羽)で行動することが多く、樹木の枝に止まって眠ります。気温が上がる夏は高い山、葉の生い茂る避暑地へ移動します。
名前の由来:漢字名から島柄長、島は北海道を表し、北海道(シマ)にいる柄長(エナガ)からシマエナガ。エナガの亜種になり、亜種はキュウシュウエナガ、チョウセンエナガの3種がいます。
主食:冬は木の新芽、春より昆虫や種子、また冬は栄養価の高いイタヤカエデの氷柱(3cm)から落ちるシロップを、ホバーリングしながら舐めることもあります。
繁殖期:3月~5月(番いで行動)。産卵は7~12個の卵を産みます。抱卵は主にメス(夜間はオスとメス)、ヒナの餌やりはオス・メス両方で行い約2週間で巣立ちます。
巣は:巣作りオスとメスで行い、巣材はコケ・樹皮・枝などを蜘蛛の糸で絡めたものを、唾液で固め木の樹幹に袋状(縦15cm、横10cm)の巣を作りります。巣の底には大量の鳥の羽を敷き詰めます。上部に小さな出入口(3cmくらい)があります。
ヒナは、生まれたばかりのヒナは団子状態に並び体を温め合います。真っ白でまんまる、まるでマスコットのような小鳥です。
妊娠中、まんまるのお腹たぶん妊娠中です。陽が差してきて羽の色合いが綺麗に観えます。
もうすぐ春、沢山のヒナが誕生します・・・