トビ(鳶):タカ目タカ科トビ属(全長55~65cm、体重700~1100g、翼開長160cm)、学名:Milvus migrans、英名:Black Kite、別名:トンビ
トビ鳴き声:ピーヒョロロロロ…ぐるぐる回るように飛翔しながら鳴きます。
分布:ユーラシア・アフリカ大陸、オーストラリアと広く分布。日本では北海道から九州に留鳥。オスが全長60cm、メスが70cmありタカ目では大型になっています。
毛色:全長が茶褐色、羽の一部・尾羽の白い横縞があり雌雄同色。クチバシは白で先が黒。幼鳥・若鳥は全体的に白い斑が目立ちます。
生態:山間部、海岸線、農耕地、町などでも見ることができます。
名前由来:鳶(トビ)はとても目が良く遠くを見る「遠見」から来た説、遠く高く飛ぶが転じて「飛び」、江戸時代の火消しの道具・鳶口(トビの口ばしに似た鉄の鋭いかぎ)に似ているなど色んな説があります。毛づくろいする鳶。白い瞬膜が見えます。
主食:昆虫、爬虫類、両生類、魚、小動物(ネズミ)など。目がとてもよく上空から急降下して昆虫などを捕食します。
繁殖期:3~5月、大きな木の上にオス・メスが枝を集め皿状の巣を作り2~3個の卵を産みます。メスが主に抱卵(採食時はオス)、抱卵期間は約1ヶ月、子育てから巣立ちまで約40日となっています。
写真は:まるで抱卵するように草むらで羽を広げている所を偶然撮影できました。
トビの顔:鋭い鉤爪のような黒いクチバシが見えます。
トビの顔:濃いブラウンの目、目の周りの羽毛が黒っぽくなっています。猛禽類でも目の周りが黒いのがトビとなっています。