クマゲラ(熊啄木鳥)

クマゲラ、オス

クマゲラ(熊啄木鳥):キツツキ目キツツキ科クマゲラ属(全長45cm、体重200~400g、翼開長60~70cm)日本にいる啄木鳥で最大。学名:Dryocopus martius、英名:black woodpecker(黒いキツツキ)。赤いベレー帽、燕尾服を着ているようなクマゲラのオス。

クマゲラ鳴き声1

キョーン キョーン、高い声で森に響き渡ります。
クマゲラ鳴き声2

クイクイクイクイ、時に高い声で鳴き、地鳴きになるのかも知れません。

クマゲラ、メス

分布:ユーラシア大陸に広く分布、日本では北海道と東北北部に留鳥として生息。生息数が少なく(環境省レッドリスト・絶滅危惧II類)、1965年に日本の天然記念物に指定されています。クマゲラの寿命は約10年となっています。クマゲラのメス。

クマゲラ、メス

毛色:全身黒い羽毛で被われ、オスはクチバシの上から頭部後ろに掛けて赤い羽毛、メスは頭部の後ろに少しだけ赤い羽毛。クチバシは白、足は灰色。クマゲラのメス。

クマゲラ、拡大写真

生態:北海道ではトドマツ、エゾマツなどの針葉樹林・広葉樹林などの森林。東北地方ではブナ林に生息。マゲラの拡大写真。眼球が白で黒い瞳になっています。

クマゲラ、若鳥

名前由来:漢字名は熊啄木鳥、クマのように大ききキツツキから。羽の中央部から下に茶色が多く残っており少し小さなクマゲラの若鳥。

クマゲラ、若鳥

主食:昆虫。主に木の中にいるアリを一日に1000匹食べるようです。

クマゲラの舌

細長く伸びる舌:舌はクチバシより10cmほど出てドラミングした細い穴に入れ、舌にはカギ状の突起もありアリなど昆虫を引っ掛ける役割もになっています。

クマゲラ、オスとメス

繁殖期:産卵は5月中旬~6月、巣穴に2~3個の卵を産み、オスとメス交代で抱卵。抱卵期間:約2週間、巣立ちまで約1ヶ月となっています。

クマゲラ、オスとメスの違い

クマゲラのオスとメスの違い:クチバシの上から頭が赤いオス、後頭部の一部だけが赤いメス。
キツツキの大きさ比較:クマゲラ43cm、ヤマゲラ(アオゲラ)30cm、オオアカゲラ28cm、アカゲラ24cm、コゲラ15cmとなっています。

クマゲラの子育て①

クマゲラの巣立ち②

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