ヤマゲラ(山啄木鳥):キツツキ目キツツキ科アオゲラ属(全長30cm、体重100~200g、翼開長38~40cm)、学名:Picus canus、英名:Grey-headed Woodpecker
ヤマゲラ鳴き声(さえずり)
キョッキョッ・キョッキョッ…と甲高い声でさえずります。
ピョピョピョ…と続けて鳴く繁殖期の鳴き声。
分布:ユーラシア大陸、東アジアの大部分、日本では北海道のみに生息する亜種ヤマゲラ。
毛色:頭は灰色、背や翼が濃い緑色、上尾筒が黄緑、尾羽の黒い横斑。雌雄同色(オスの前頭部が赤)
毛色下腹部:喉元からお腹は淡い灰色、あご部分に黒いライン(黒い筋模様)、お尻は白く横斑があります。
ヤマゲラの目:黒い瞳孔、結膜が赤、目の下に白い斑点(毛)があります。クチバシは灰黒色、下側に黄が少し入ります。
生態:北海道の平地から山地、針葉樹林・落葉広葉樹林、大きな公園に生息します。頭の赤いオスのヤマゲラ
名前由来:漢字名は山啄木鳥、山に住む、ゲラは啄木鳥を意味します。これは!ヤマゲラの後ろを通るヤマガラ。
主食:昆虫、アリ、クモ、種子、果実、樹木の蜜など。地面を掘ってアリを食べているヤマゲラ。
繁殖期:5~6月に古木などにドラミングによって丸い穴を空け、5~6個の卵を産みます。約2週間オスとメスで抱卵。子育てから巣立ちまで約1ヶ月となっています。
ヤマゲラ、オスとメスの違い:左が頭に赤い羽毛があるオス、右が頭に赤い羽毛がないメスになります。
ヤマゲラ、オスの頭:オスの頭に拇印を押したような丸い赤い羽毛があります。
あとがき・・・野鳥撮影を初めて4年、ヤマゲラを発見! 頭が赤くないメスばかり(滝汗)、昨年ようやく頭が赤いオスに出会うことができました。札幌ではアカゲラが圧倒的に多く次にコゲラ、オオアカゲラ、クマゲラ、ヤマゲラの発見が難しくなっています。