カッコウ(郭公):鳥綱カッコウ目カッコウ科(全長35cm、体重約80~130g、翼開長55~60cm)鳩より少し大きくなっています。学名:Cuculus canorus、英名:Common Cuckoo、分布:ユーラシア大陸~アフリカ、ヨーロッパで春を告げる鳥。日本では夏鳥として5月に飛来。毛色:全身灰色で胸に横しま模様(11~13本)、メスは喉に赤褐色が入ります。黄色いアイリング・クチバシ、黄色い足。
カッコウ鳴き声(さえずり)
カッコー、カッコー…とさえずります。
生態:森林や河川敷の草原に生息。主食:昆虫や節足動物(クモ)など。繁殖期:5月~8月、10個の卵をモズ、オオヨシキリ、ホオジロの巣に托卵。
特徴:カッコウの托卵、他の鳥の巣に卵を産んで育ててもらう。これはカッコウは体温変動が大きいことから体温変動が少ない鳥に抱卵してもらった方が繁殖率が上がるが有力説になっています。
カッコウ、ツツドリ、ホトトギスの違い?
・カッコウ、横しまが11~13本
・ツツドリ、横しまが9本~11本
・ホトトギス、横しまが7~9本
あとがき・・・札幌市の鳥は「カッコウ」となっておりますが、町の開発にともない北へ北へと行ったカッコウ。鳴き声はするけれどまず姿を見せない野鳥でも群を抜いて用心深くなっています。
とても賢く天敵に見つからないように鳴きながら移動し居場所を相手に探されないようにしているからとも。
閑古鳥が鳴く(静かで寂しくお客さんが来ないこと)の閑古鳥はカッコウ。そんなカッコウの鳴き声は、札幌市の横断歩道の信号機の音が「カッコー、カッコー」と何だかカッコウ鳴き声に似ていると感じています・・・