ルリビタキ(瑠璃鶲): スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属、全長14cm、体重10~18g、翼開長22cm、学名:Tarsiger cyanurus、英名:Red-flanked Bluetail、スズメ(15cm)より少し小さいです。
ルリビタキ鳴き声
さえずり:ピイ・ピイ~ヒュルヒュル ルリリッ…と鳴きます。
地鳴き:ヒィ・ヒィ・ヒィ・ヒィ・ヒィ....と短く鳴きます。
名前由来:宝石のような瑠璃色からルリビタキ。
幸せの青い鳥:青い鳥御三家はオオルリ、コルリ、ルリビタキとなっています。
日本では、北海道(夏鳥)、本州~四国(留鳥)、冬には関東以南へ移動し低い山地の林で越冬。九州・沖縄(冬鳥)となっています。
分布:夏はユーラシア大陸の亜寒帯、冬はユーラシア大陸南部で越冬。
ルリビタキのメス①:背中はオリーブ褐色、脇腹にワンポイントオレンジ色が入り、お腹はクリーム色。白いアイリング
ルリビタキのメス②:メスの尾羽に青色が入ります。似たジョウビタキのメスには無いので見分けるポイントになります。
オスとメスを比較:メスは脇腹にオスより広いオレンジ色、目に白いアイリングがあります。
若鳥:ルリビタキの若鳥、まだ完全な青ではく眉斑も曖昧で顔の周りも黒が混じっており、初列風切も褐色です。完全な青色になるまで3年~4年かかり、平均寿命は5年くらいです。
生態:針葉樹林、森林、渓谷、大きな公園など。繁殖期5月中旬~8月は標高1.500mの高山へ移動します。
主食:昆虫、クモ類、節足動物、木の実、果実と雑食です。
繁殖期:6月~8月、森林の地表の割れ目などに樹皮・苔・鳥の毛などでお椀状の巣を作り、3~6個の卵を産み約二週間メスのみが抱卵。オスとメスで子育て約二週間で巣立ちます。
幼い若鳥:ルリビタキの幼い幼鳥~若鳥、頭部も青灰混じりで白い眉斑も短く、白いアイリングもあり、まだ幼さが残ってる生後半年位かと思います。
ルリビタキ、メス、頭部から背面にかけてオリーブ褐色で尾羽のみが青色
ルリビタキのメス、野鳥のメスは笹ヤブや茂みにいる事が多く撮影が困難なんですが、ルリビタキのメスは明るい場所にも来るので発見しやすくなっています。
ルリビタキ・成長したメス、初列風切が深いオリーブ褐色、尾羽だけ青色、どうでしょう3歳位のメスかと思われます。
成長したルリビタキ・メス:体も大きく尾羽にしっかりとした青色があります。
日本で繁殖を終えると飛べるようになったヒナを連れ、越冬地の東アジア~東南アジアへ帰ってゆきます・・・